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2012年1月29日 (日)

「日本一小さな酒蔵」杉原酒造訪問記~2011.12.13

P1020937 「日本一小さな酒蔵」杉原酒造さんに行って来ました。

杉原酒造さんは自然豊かな岐阜県揖斐郡にあります。

養蚕業を営んでいたとされる初代の杉原庄六さんが明治25年、大野町下磯(現在地)にて創業。揖斐川と根尾川に挟まれた穀倉地帯で、水、米、気候の利を酒造りに活かす。

息子の慶樹さんは大学を卒業後、貝の研究のために沖縄で一年過ごし、その後、国際協力機構(JICA)からの派遣でミクロネシア連邦に渡り、魚介類の養殖や資源量調査に携わりました。
数年の滞在を経て、日本に戻って水産会社に就職。
しかし、当時、廃業寸前だった家業の酒蔵を立て直すために後を継ぐのを決め、会社を辞めて、2002年に蔵に戻ってきました。

現在は父上の指導を受けながら酒造りを学び、ここ数年は、新しい酒や酒米作りに挑んでおり、親子二人きりによる「日本一小さな蔵」でわずか年産20石の酒造りを行っております。

1994年より地元農家と協力し、独自の米づくりを始め、品種改良を繰り返し、この地では不可能とされていた酒米造りに成功しました。
その努力から生まれたのがオリジナル酒米「揖斐の誉」で、平成21年より本格的に使用するようになり、また、酵母も独自の蔵月酵母を使用し、「とことん地元にこだわった地酒造り」を貫いています。

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5代目の慶樹さんは非常によい人柄でお父様で社長である庄司さんは非常に腰の低い人で生真面目さが感じられました。

P1020940 蔵に行ってみると80年の歴史を感じる風情ある佇まいなのですが、非常に清潔にされていて蔵の姿勢の良さが、よくわかりました。

釜場では小さな甑で昔ながらの方法で米が蒸されていきます。

P1020942搾りはすべて槽(ふね)か袋吊りで行うこだわりようなのですが、現代に木製の槽というのは珍しいです。

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小さいながらも設備はしっかりとしています。
また、後ろの壁を見ていただくと分かりますが、きれいに張り直され、床もきれいにされています。
この清潔さが食品のみならず、酒造りにも大切なことです
こういったところで蔵の姿勢がうかがえます。
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私が訪問した次の日に搾られる新酒第一弾です。
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酒母は冷蔵庫できっちりと温度管理されています。
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手作りの杉玉。
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麹室もお一人で新しく壁を張り替えたそうです。
麹は箱でもちろん手造りです。
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杉原さんは地元の農家さん達とオリジナルの酒米「揖斐の誉」を栽培しているのですが、その気持ちがこの一枚に表れています。
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年代を感じる酒器が並んでいます。
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洗米器は小さいのが一つだけ。
これで十分だそうです。
杉原酒造さんの醸す「射美」と出会ったのは「秘酒を楽しむ会」というマニアックな日本酒ファンが集まる会で、飲んだ瞬間に強烈なインパクトを感じ、そのアロマティックでジューシーな味わいは「2011年、最も印象に残った日本酒」となりました。
この会が終わったときに残ったお酒を持ち帰ってよいと言われたので迷わず「射美」を選択し、持ち帰り、早速、当店のスタッフ達に飲ませたのですが、全員が驚愕!
早速、杉原酒造さんにアポイントを取り、造りに入った12月に蔵を訪問させていただきました。
この真面目でがっつり頑張り型でしかも明るい性格の慶樹さんの造るお酒はまだまだ進化の期待ができますので、毎年、できていく日本酒が楽しみでありません。
本音を言えば「本当は誰にも教えたくない秘酒」です。
生産石数がわずかながらも何とかお酒を分けていただけるということで、当店も正規特約販売店にしていただきました。
是非とも一度はお試しいただきたい日本酒「射美(いび)」を宜しくお願いいたします。
(岐阜県揖斐郡・杉原酒造)日本酒「射美」詳細&販売ページ:http://yamazakiya.biz/sigihara.html
※当店は日本酒「射美・千代の花・揖斐川・昔の酒」醸造元、杉原酒造さんの正規特約販売店です。

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