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イタリア最高峰のワインといえば?

「イタリア最高峰のワインは何ですか?」

この問いに対して少しでもワインをかじっている人の多くが「サッシカイア」と「オルネライア」と答えるのではないでしょうか?

イタリアには古くから「バローロ」「ブルネッロ」「タウラージ」など伝統的に品質が高く、そして高価なワインがイタリア最高峰として君臨してきましたが、1970年代以降、カベルネソーヴィニヨンを中心にフランス系葡萄を使用した「サッシカイア」を始めとした秀逸なワインの出現により、イタリアのワイン事情は大きく変わっていきました。

特にキャンティクラシコのあるトスカーナ地方のボルゲリ地区は「サッシカイア」の出現により、その潜在能力が大きく注目され、D.O.CやD.O.C.G格付けを持たずとも素晴らしい世界最高水準のワインが次々と生み出され、「スーパー・ヴィーノ・ダ・ターヴォラ」「スーペル(スーパー)・トスカーナ(タスカン)」などと呼ばれ世界中のワインマニアがこぞって買いあさっていく状況になりました。

そしてついにはボルゲリD.O.Cという新しい格付けが誕生しました。

しかしながら伝統的なD.O.CやD.O.C.G格付け生産者達からすればフランス系葡萄品種に頼った生産者達を認めたくなかったに違いません。

でも、私が思うにすでにボルゲリのスタイルはイタリアの物になったと言って過言ではないし、イタリア人が誇るべき物だと考えています。

なぜなら私自身、ワインを勉強し始めた頃には日本にはあまり良いイタリアワインがあまりない時代で、キャンティとソアヴェも名前だけの安ワインばかり。

一般消費者からすれば「イタリア=安物」でした。

そしてバローロやブルネッロに関してはやはり高い。

でも、高いだけのワインというイメージが強かったように思います。

しかし、私はある時、あるキャンティクラシコの生産者が造ったカベルネソーヴィニヨンを飲んで開眼しました。

「イタリアでもこんなにすごいワインできるんだ・・・」

そこからイタリアワインに興味を持ち始め、今ではイタリアンレストランも経営し、当店のワインの品揃えもイタリアの比重が高くなってしまいました。

私のようにいわゆる「スーパー・タスカン」を口にしてイメージをガラッと変えた人は多いと思います。

つまりはイタリアワインの場合、伝統的な生産者よりも比較的新しい生産者のお陰で興味を持った人が多いと思います。

これは結局の所、イタリアの伝統に目を向かせることにつながっており、好ましい結果だったのではないでしょうか?

長々とボルゲリについてお話ししてきましたが、そのボルゲリの頂点といえば今も昔も変わらず誰もが答えるのが「サッシカイア」。

しかし、これはあくまで個人的な見解ですが、「サッシカイア」を毎ヴィンテージ飲んでいくと残念なことに最近のヴィンテージはあまりよいと感じたことがありません。

以前のようなハーブと濃密な果実のニュアンスが入り混じる力強い味わいにエレガントでうっとりとするような美しさが感じられないのです。

そして何よりも希薄に感じてしまい価格を考えるとその品質は納得できる物では無くなってしまったように感じています。

ですから、当店では1997年ヴィンテージ以降は販売を止めてしまいました。

特に2000年以降は個人的に飲んではいますが、価格を考えると販売はしたくない・・・私は好きなワインですので、どうにか復活を願っているところなのです。

あくまで個人的な意見ですのであしからず。

「サッシカイア」に対してこういった思いが募る一方、安定していつ飲んでもさすがと思わせてくれるのが「オルネライア」。

ボルゲリの双頭として君臨する「サッシカイア」と「オルネライア」ですが、品質と価格のバランスから見れば、近年は間違いなく「オルネライア」に軍配が挙がるのではないでしょうか?

「オルネライア」はイタリアの最上位生産者アンティノリが設立したワイナリーですが、現在は同じくトスカーナの名醸であるフレスコバルディとカリフォルニアの巨星ロバートモンダビの共同所有となっており、その妥協無きこだわりと経験により揺るぎない地位を築き、安定した品質を守り続けているのです。

価格も近年のヴィンテージでは2万円を切る位なので品質を見れば妥当かと感じます。

しかしながら私達庶民がおいそれと口にできる価格ではありません。

そこで御紹介したいのがこのワイン。

P1010499 レ・セッレ・ヌオーヴェ2005年
Le Serre Nuove Bolgheri D.O.C'05
750ml \6,090(メーカー希望小売¥7,350)

これはオルネライアのセカンドワイン。

官能検査で「オルネライア」としてのポテンシャルを持てなかったものを瓶詰めしています。

醸造法はオルネライアと同じで瓶熟成の長さが最も大きな違い。

葡萄品種の構成はメルローの使用量が少し多くなっており、若い状態でも早くから楽しめるワインとなっています。

何と言ってもこのワインの魅力はその価格!

ファーストの「オルネライア」に比べてその価格は3分の1以下なのですからこれは嬉しいですよね!

ちょっと贅沢してイタリア最高の片鱗に触れてみませんか?

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