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2007年秋-勝沼訪問レポート~原茂ワイナリー(ハラモワイン)編

午前中でルバイヤート、フジッコと周り昼食はルバイヤートの大村さんに御紹介いただいたフランス料理のセパージュ(葡萄の樹)さんへ

こちらは初訪問ですが、ぶどうの丘の上、勝沼葡萄郷駅の近くに位置し、勝沼の美しい景色を一望できる位置にあります。

ランチだったので勝沼ワインを少し飲みたかったのですが、グラス売りは輸入ワインだけということでちょっと残念でしたが、料理の方はかなりボリュームもあり、味付けや料理法もグッド!
このボリュームは都内ではなかなかないレベルですが、優しい味付けなので全員完食。

お腹一杯で次なる目的地「原茂ワイナリー」へ向かいました。

10 このワイナリーは昨年、ルバイヤートを訪れたときに「今、勝沼で最もがんばってる所の一つだから行ってみなさい」と大村さんに勧められ訪れたのが最初。

ちょうどその時にフジテレビで伊東美咲さん主演の「サプリ」というドラマが放送されていたのですが、その中で舞台となったのがこのワイナリー。

昨年は夫婦でドラマを見ていて知らずに訪れたので見覚えある風景にちょっと感激しました。

このワイナリーは100年前の建物をそのまま利用した雰囲気ある佇まいで、庭では上を見上げると葡萄がビッシリと実っており、その下で葡萄狩りやバーベキューなども楽しめながらも料理の美味しいカフェも併設し、観光にも最もおすすめなスポットです。

昨年、訪れた際にはその外観や雰囲気に感動していたのですが、突然の訪問にも関わらず専務の古屋さんが案内していただきワインをテイスティング。

その味わいの素晴らしさに驚嘆しました。

何でこんなに美味しいワインがあることに気付かなかったのかと反省までしたほどでした。

それから一年、ずっと原茂ワインは自分の中で気になっていてもう一度、訪問して再度、品質を確かめようと思っていたのです。

今回も古屋さんがお出迎えいただき早速、醸造所の方を見学。

9 醸造所では朝に収穫したブラッククイーンのバトナージュ&ルモンタージュの真っ最中。

これが結構な重労働ですが、赤ワインの味わいはこの作業で決まっていくということで非常に重要な作業です。

原茂さんのセラーは地下ではなく地上で空調管理されたセラーというより「蔵」といった感じの場所。

でっかく重厚な扉を開けるとそこにはまだお休み中のワイン達が眠っています。

すると古屋さんがセラー内の発酵タンクの中からシャルドネを汲んでくれました。

その味わいには正直、驚いた!

まだ発酵中にも関わらず非常にエレガントなスタイルを感じ、甘味・酸味・ボリューム感と本当に素晴らしいと思いました。

この時点でのテイスティングで完成されたようなワインに通ずる味わいを感じたのは初めてです。

普通は「ワイン」というより「ジュース」としての美味しさが先行するので、甘さと酸味のバランスばかりを感じますが、エレガントさまで感じたのは初めてです。

これはまた今年も期待できますね!

さて、ワイナリーを案内していただき雰囲気あるテイスティングコーナーへ。

8 こちらはおみやげ用の販売カウンターにもなっていますので、どなたでもテイスティングが可能です。

試飲したのは

①ハラモヴィンテージ甲州シュールリー2006年
 一年振りのシュールリー。昨年の印象は厚みやボリュームのインパクトがあり、香りも非常に派手な印象だったが、このヴィンテージは全体のボリュームが上手くまとまりくどさを感じさせず、厚みを持たせながら甲州ならではの繊細さを引き出しています。
このバランス感覚や表現の仕方は古屋さんならではではないでしょうか?
ラベルも合わせて芸術的な一本です。

②ハラモヴィンテージ甲州樽熟成2005年
 こちらはフレンチオーク樽で熟成させたタイプ。
元の甲州が非常にボリューム感があるので、普通のワイナリーだったらかなり強く樽のニュアンスをつけてしまうのだが、このワインに関しては強すぎないギリギリのところで樽のニュアンスを生かしており、濃厚な中にもエレガントさを感じさせ、果実味も生きています。

③ハラモヴィンテージ甲斐ノワール2005年
 甲斐ノワールはブラッククイーンとカベルネの交配品種で、私は個人的にここ数年、この品種に注目をしています。
人によって意見は異なるが青ピーマンのようなスパイシーなニュアンスを持っているために私はカベルネフランに近い個性を感じていますが、若いカベルネのニュアンスに感じる場合が多いようです。
このワインは樽を使用していませんが、濃さもあり素直に果実味と葡萄の個性を楽しめ、どこかボルドーの香りを思わせます。

④ハラモヴィンテージ甲斐ノワール樽熟成2004年
 こちらは樽で一年間熟成させたものだが、このニュアンスはすごい!
これを飲んで誰が日本のワインと答えられるのだろうか?
やはりこの品種はカベルネやメルローといった国際品種に対抗することができ、将来、このワインが日本が誇る代表的な赤ワインとなると確信しています。

⑤ハラモヴィンテージ山ソーヴィニヨン2003年
 これはヤマブドウとカベルネソーヴィニヨンの交配品種。
ヤマブドウを使用したワインも何カ所かで造られており、福井県には白山ワイナリーという山葡萄専門のワイナリーもありますが、酸味が非常に強いので熟成にも時間が掛かり、結構、飲みづらかったりするものが多く、まだまだ研究が進んでいない分野。
(但し、白山ワイナリーでは様々な技術を駆使してかなり良い方向に向かっており、あのジャンシスロビンソン女史も注目し、ニューヨークタイムス誌でも高い評価を得ている。)
山葡萄によるワインはこういった困難が多いのだがこの「山ソーヴィニヨン」はカベルネソーヴィニヨンの良さを生かしつつ山葡萄独特の芳香や青臭さ、スパイシーさが加わり非常に興味深い物になっています。
野性味溢れるジビエなどとは抜群のマリアージュを楽しませてくれると思います。
これも甲斐ノワールと共に注目すべき葡萄品種でしょう。

⑥アジロン
 アジロンは原茂ワインの顔とも言えるワイン。
甘く、花火のように華やかでサングリアのような楽しさを感じさせる香りが特徴的で、飲んでみると意外にも辛口のサプライズ的なワイン。
こういったワインも造っているユニークさも原茂さんの魅力ですね。

さて、一通りテイスティングして思ったのは一言、「やっぱり原茂ワインはすごい!」

生産量が非常に少ないいわゆるブティックワイナリーなので、当店での販売はお断りされるかなとか思っていたのですが、私が原茂ワインを皆様にお届けしたい気持ちをご理解いただいて取扱いを快諾下さいました。

近日中に当店へ初入荷となりますので宜しくお願いいたします。

勝沼はこれからが収穫最盛期、秋も深まってくると葡萄の樹も紅葉し、勝沼は秋色一色。

石和温泉や塩山温泉も近いので、今年の秋にはワイナリー巡りと温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか?

ハラモワイン購入ページ:http://yamazakiya.biz/haramo.html

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