カレーライスに合うワインは?
たまに「カレーライスに合うワイン下さい」とお客様に言われることがあります。
皆様だったら何のワインを連想するでしょうか?
私の個人的な経験からいうとカレーの味わいというか辛い物というのは結構、お酒と合わせるのが難しかったりします。
何故かと言えば「辛さ」というのは五味の中で、「味わい」ではなく「刺激」として人間が感じるもので、舌の「味わい」を感じる感覚を鈍らしてしまうもののためにちょっとやっかいなものなのです。
そのため辛さに舌が刺激されてしまうと大抵の場合、ワインや日本酒などの味わいのバランスが崩れてしまい会わないことが多いのです。
それでもカレーと一緒にワインが飲みたいという気持ちはわかります。
この季節なんかは辛いカレーとサッパリとした白ワインなんてイメージは良いですもんね。
そこで今回は私の経験からカレーライスに合うワインを御紹介。
結果から先に言いますと「やや甘口」の白ワインで、酸をしっかりと出した造りの白ワインがベストです。
代表的な物と言えばやはり「ドイツワイン」
そんなに上のクラスではなく「カビネット」か「Q.b.A(クーベーアー)」クラスで十分です。
ドイツワインならではの甘味が辛さを中和してくれ、爽やかな酸味がカレーの味わいで一杯になった口中をサッパリと洗い流してくれます。
高い物である必要はないですがあまり安すぎる物は避けるようにしましょう。
なぜなら日本国内で流通しているあまりにも低価格のドイツワインはシャバシャバと水っぽく、味がぼやけて輪郭の薄い甘さの物が多く、正直、美味しいと思える物は非常に少ないと思います。
余談ですが、日本のワインと同じくこのクラスのワインが飲食店やスーパーなどで反乱しているために古くからドイツワインのイメージが悪くなってしまっていることは確かと思います。
しかし、これ以上に日本のカレーライスに合うワインがあるんです!
それは日本ワイン界の神様、大村春夫さんが造る「ルバイヤート」
このルバイヤートの中で、最も手頃なワインである「デラウェア」がこれまたカレーと合うんですよね!
(山梨県勝沼・丸藤ワイナリー)
ルバイヤート デラウエア720ml ¥1,110
当店販売ページはこちら
おみやげ用の観光ワインというイメージの強いデラウエアですが、大村さんのは本当に美味しい!
こういった美味しいデラウエアを造っているワイナリーは勝沼でも私が知る限り数軒のみ。
さすがは巨匠・大村さんです。
どういう風に凄いかはホームページでご覧下さい。
このワインは非常に瑞々しくフレッシュ&フルーティーな香りがあり、味わいも期待を裏切らない透明感のある甘味と柔らかな酸味が絶妙!
このワインをカレーと合わせるとカレーの中にマンゴチャツネを入れるような理屈で、カレーの味わいをまろやかにし更に潜んでいた美味しさを引き出してくれるのです。
ちなみに私の奥さんは欧州品種から世界レベルの素晴らしいワインを数多く造っているにも関わらず、大村さんのワインの中でもこのデラウエアが一番のお気に入り。
是非ともこの夏一度はお試しいただきたいものです。
あとはスパークリングなど泡ものを合わせたり、ボリュームとトロピカルフレーバーに溢れたニュージーランドタイプのソーヴィニヨンブランなどを合わせてみるのもおもしろいですね。
旬な所では限定入荷ですが、インド産のワインは本当にスパイシーな料理によく合います。
赤ワインをエスニックに合わせるのは結構難しかったりするのですが、これはバッチリですね!
インドワイン紹介ページ①:http://yamazakiya.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_3c34.html
インドワイン紹介ページ②:http://yamazakiya.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_9706.html
日本酒であれば「不思議なお酒」でお馴染みの山形県月山酒造鈴木蔵の「以津美 純米生もと」など柔らかでしっかりとした酸のキレがよいものもおもしろいと思います。
焼酎であればそれほど喧嘩もせずに合うことが多いかと思いますが、ロックで飲む場合は焼酎の方が勝ってしまうことも多いです。
いも焼酎などは芋の甘味と風味が出てきて結構おもしろい発見があったりもしますよ。
この夏、皆様もカレーと新たなマリアージュを発見してみては!?
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