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黒瀬杜氏が醸す究極のいも焼酎「なかまた」

今日は気持ちよいポカポカ陽気!

こう暖かいとのんびりこんと昼寝したいところですが、ヤマザキヤの売場は商品管理のために一年中寒いです。

冷蔵庫も含め一日中、寒い中にいるので身体にはあまり良くないですが、これはお酒のため我慢しております。

さて、本日は以前にチラッと紹介いたしました「凄すぎる」いも焼酎が入荷してきましたので、御紹介いたします。

醸造元は鹿児島県指宿市にある中俣合名会社。

この蔵元の歴史は明治37年にまで遡りますが、近年は焼酎造りを休止していました。

2005年に工場を改築し、焼酎造りを再開。

25年ぶりに復活を遂げたある意味、鹿児島県内で最も新しい蔵元と言えます。

そのためほとんどその名は知られておりませんが、実はこの蔵の杜氏さんが凄いのです!

杜氏の名は黒瀬勉氏。

Kurose 名杜氏・黒瀬勉氏。

良い笑顔ですね~

黒瀬さんという名の杜氏さんは焼酎好きならよく見かける名だと思いますが、そのルーツは鹿児島県笠沙町の集落「黒瀬」にあります。

ここから発生した杜氏集団が「黒瀬杜氏」。

彼等は明治時代に「焼酎造り」を学ぶために琉球(現在の沖縄)に渡り技を磨きました。

そこで確立された技術を持つ「黒瀬杜氏」達が九州一円に散らばり、焼酎造りの核となっていったのです。

「黒瀬杜氏」を名乗れる人間は今では10人にも満たないほどになってしまいましたが、彼等の焼酎造りはまさに「職人技」で、機械化が進んだ現代においても手づくりを徹底し、「感性」と「経験」による焼酎造りを行っており、「杜氏の中の杜氏」としてすべての焼酎造りに携わる者から尊敬されています。

中俣合名会社の黒瀬勉杜氏も「黒瀬杜氏」の一人であり、彼は73歳の大ベテラン杜氏で鹿児島県内の全杜氏の中でも上から5~6番目という古株。

彼は九州のみならず全国で焼酎造りを行ってきており、しかもより良い焼酎造りのために日本酒造りにも携わってきた最も経験豊富な杜氏であり、「黒瀬杜氏」の中でも飛び抜けた技術とセンス、そして豊富な経験を持つ杜氏として尊敬され続けています。

彼の「焼酎」造りはまさに「清酒」造り。

何が他と違うのかというと焼酎造りのスタートとなる「麹造り」と「モロミ造り」にその秘密があります。

いも焼酎というのはご存じの通り、まず米麹を造り、米麹に酵母と水を加え発酵、そして出来上がった一次モロミに芋を入れ、更に発酵し、出来上がった二次モロミを蒸留して造り上げるのですが、一次モロミまでは日本酒と造り方が同じなのです。

しかしながら現在の多くの生産者の焼酎を見てみるとそこそこの麹をつくり、そこそこのモロミをつくって、そこそこの焼酎を造るというのが当たり前というか「本当」の焼酎造りを知らない生産者が増えているように感じてしまいます。

当店が携わっているナポリピッツァもそうですが、古い歴史の中で、どこかで「楽(らく)」を選んでしまい、「楽」な造りを下の人間に教えていくのですからそれが何代も続くと当たり前になってしうどころが本来の物を知らずに物をつくるということになってしまうのは何の世界でも同じですね。

ところがこの黒瀬勉杜氏は本来の麹造りどころか、経験を積むために日本酒造りも行っていたので、「焼酎」でありながら「日本酒」つくりそのもの。

その麹よりつくられる「モロミ」がまた凄い!

日本酒の蔵に行ってモロミを飲ませていただくとまさに甘酒で甘く優しく美味しいものなのですが、焼酎の蔵で飲ませていただくモロミは甘味が無く、どうも美味しくない。

これは先程、書いたように「そこそこ」の造りをしてしまっているためで、「日本酒」の観点からすれば全くダメなモロミなのですが、焼酎の場合は芋の甘さがあり、蒸留してしまえばそこそこの焼酎が出来上がってしまうのです。

ところが黒瀬杜氏の造りでは全くの日本酒の造りですので、モロミが甘く美味しい!

黒瀬勉杜氏も「モロミは甘いもんだよ。甘くなきゃおかしいよ」と言います。

一次モロミが出来上がるといよいよ芋を投入するのですが、黒瀬勉杜氏曰く、「甘い焼酎を造るには芋は甘くない方が良い」とのこと。

ちょっと意外な気もするのですが、前述したように「甘いモロミ」をつくることができる彼ならではの言葉で、モロミ本来の甘味以外に余計な甘味は要らないというこだわりかと思います。

私が思うに日本酒やワインもそうであるように全ての飲み物と食べ物に重要なのは「旨味」すなわち人間の感じる五味であれば「甘味」というものが全てにおいて重要だと思うのですが、いも焼酎も本当の美味しさとは「甘味」にあると思っています。

そうであるからこそプレミアム販売されて入手困難な○○などは甘味料を添加し、作ってしまうのではないのでしょうか?

そんな嘆かわしいことが平然と行われている世の中、黒瀬勉杜氏の焼酎造りは「本物」であり、皆様に是非、知っていただきたい究極のいも焼酎だと自信を持ってお薦めいたします!

今日は造りの説明が長くなってしまい、商品の御紹介ができませんでしたので、商品紹介は次回に!
待ちきれない方はすでに店頭に並んでおりますので、ご来店お待ちしております。

ちなみに銘柄は「なかまた」「養老伝説」「特撰濱崎太平次」「八代目濱崎太平次」「五人番」の5アイテムです。

P1000243 中俣合名会社コーナは入口から階段を降りてきて目の前です。

P1000240




Jusyo つい最近行われました「平成18年度鹿児島県本格焼酎鑑評会」にて黒瀬勉杜氏が表彰され、更には「なかまた」が優等賞を受賞いたしました!

もうすでに神の域に達している気もしますが、更なる品質向上に期待が高まります。

中俣合名会社商品購入ページ:http://yamazakiya.biz/nakamata.html

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