« 食品添加物表示の不思議 | トップページ | うまいものフェスタ第二弾~FESTA BUONISSIMO~開催 »

世紀の発見!?これが理想のいも焼酎だ!

今日は良い天気で桜も一気に咲いていきそうな気持ちの良い日です。

しかし連日、風が非常に強く、満開前に桜がすっ飛んでいってしまいそうで心配です。。。

ここ数年、こういったことが多く歯抜けになった桜しか見ていないような気がして、ちょっと寂しいですね。

さて、今日は新規取扱いが決定しました新しい芋焼酎のお知らせ。

当店が焼酎に力を入れ始めたのは私が入ってからですから、もう十年ほどが経つでしょうか?

当時の東京では焼酎と言えばいいちこ、二階堂、吉四六ぐらいしか売れる物はなく、麦焼酎が中心で、いも焼酎などは見向きもされず、せいぜい白波と霧島が、九州出身者に売れる程度でした。

もともとは当店もこれらのアイテムが中心で、もう少しアイテム数はあったかなという程度の品揃えでした。

私が焼酎に興味を持ち始めたのは大学生の時。

その当時の私は九州出身の近所のおじさん達に飲みに連れて行かれると非常にクセのある麦や球磨焼酎などを飲まされて、それが苦手で、ライトな麦焼酎しか飲めなかったのですが、ある焼酎に興味を持ちました。

それは「百年の孤独」

たまたまあるお店で見かけ飲んだところこの味わいは衝撃的でした!

「百年の孤独」はご存じの通り、麦焼酎の長期樫樽貯蔵で、上質なシングルモルトのような豊かな香味が魅力です。

聞いてみると大変希少な物で滅多なことでは手に入らないとのこと。

そう言われてしまうと手に入れたくなってしまうのが人の性。

当時はまだ学生ですから酒業界のことは全く知らないので、帰って父に話してみましたが、その後、色々と調べてみると絶対手に入らないとのこと。

そうあきらめていたときにある酒屋さんで飲ませていただいたのが長崎県平戸・福田酒造の「カピタン10年」でした。

この味わいには「百年の孤独」同様、飛んでいくほど驚いた物で、早速、当店で取り扱うことにしました。

今では百貨店等でも見かけるようにはなりましたが、当時は東京での販売店は当店だけだった時代です。

ここから私は焼酎にも興味を持ち始めたのですが、数年経ってヤマザキヤに入ってからもいも焼酎だけはどうも苦手でした。

しかしあるとき始めて東京に入ってきたあるいも焼酎があったのですが、この焼酎は全量黄金千貫を使用し、一次二次ともに甕で仕込み、更に熟成も長期熟成甕貯蔵した全量甕仕込みのいも焼酎でした。

最初は苦手だからと飲むのを拒んでいたのですが、勉強だからと一口飲んでみるとあら、ビックリ!「いも焼酎ってこんなに美味しいものだったのかぁ~!?」と開眼しました。

そこから色々といも焼酎も取り扱い始めていったのですが、当時はいも焼酎はなかなか認めてもらえず、今では入手困難となっているあれもこれもみんなダメでした。

しかし、美味しいものは皆に知ってもらいたいと思い、赤字覚悟でどんどんとお客様に飲ませていったところじわじわといも焼酎を買い求めにいらっしゃる方が増えてきました。

しかしそうは言っても「バカ売れ」という訳ではありませんで、本当だったら蔵元から直に取り引きしたかったのですが、そこまで売れる自信が無く、当時はそのほとんどを関西方面の酒問屋から仕入れていました。当時は東京の問屋では白波と霧島しかなかったのです。

そしてそれから数年が経ち、私も徐々に勉強を重ねてきており、東京では手に入らない美味しい焼酎がたくさんあることがわかってきていました。

そこでそれらの焼酎を是非、東京のお客様に紹介したいと思い九州に飛んだのですが、それは焼酎ブームのほんの少し前で、今から6年ほど前でしょうか?

現地に行ってみるとそれだけ美味しい焼酎達ですからもともと地元では人気で、地元だけで手一杯という蔵ばかりでした。

私も無理を言って分けてもらうこともいかないので、「それでは余裕ができたときには是非、お声をお掛け下さい。何年後かにまたお伺いいたします。」と各生産者に声を掛けてきたのですが、その後すぐに皆さんもご存じの焼酎大ブームが到来。

瞬く間に全ての商品は市場から消え、当店が売れない時代からがんばって皆様に紹介してきた商品達も大手の参入により買い占められ、何から何まで手に入らない時代となってしまいました。

このブームにより焼酎業界に起きたことは「質より量」の利益主義的な考え方。

それまで売れ悩み、バタバタと廃業していっていた時代から一転、「何でも良いから欲しい」という時代になってしまったのですから当然と言えば当然のことです。

しかしながら大手のみならずそれまでは無名に近かった蔵元までもが原料不足から地元産さつまいもを使用せずに中国産やタイ産の輸入冷凍芋を使用し、ガンガンと生産を増やして市場に販売していきました。

小さな蔵元も美味しさの要である「熟成原酒」を使い果たしてしまい、ほとんどを新酒状態で出荷していくことになっていきます。

そこで当然起きてしまうのが、品質の低下。

全ての蔵元がそういったことをやっていたわけではないですが、かなり多くの蔵元でそういったことが行われ、私個人が全体的にブーム前に感じていた「本当の美味しさ」と感動を与えてくれる蔵元はほとんどなくなってしまいました。

現在はブームが落ち着いてきており、堅実な蔵元は昔も今も変わらない造りを行っており素晴らしい焼酎を生み出していますが、焼酎ブームで自分を見失ってしまったことに気づいた生産者も徐々に本当に大切なことを思いだし、品質も元に戻り始めていると思います。

しかし、一度失った信用を取り戻すにはかなりの努力が必要となります。

それを乗り越えられる生産者はきっとよりよい物を造り出してくれると信じています。

現状ではあまり納得できるものがなく、なかなか新規で始めようと思う焼酎が見つからなかったのですが、とうとう見つけました!世紀の発見とも言える凄い焼酎を!

まだ来月から始める予定なので、後のお楽しみで名前は伏せておきますが、ここの焼酎は何が違うかというと一番はその麹造りです。

杜氏さんはもうかなりの高齢の方ですが、生粋の焼酎ファンならばその名はご存じかと思います。

彼の麹造りは日本酒造りそのもので、焼酎造りとしては希な手の掛け方をしており、自然と調和した本来の麹造り。

毎日、夜空を見上げてその夜と次の日のモロミ管理を行っており、その愛情たっぷりの造りから生まれるモロミの味わいは他の蔵では見ることのできない甘さに溢れています。

そしてこのモロミより造られる焼酎は旨さとやわらかさに溢れ優しい陶酔へと導いてくれるのです。

焼酎ブーム前にしか味わえなかったあの本当の味わいがこの焼酎には感じることができます。

まだまだ無名の焼酎ですが、一口飲んでいただければその凄さを感じていただけると思います。

近いうちにこのブログで御紹介いたしますのでお楽しみに!

<ヤマザキヤ&ラ・ファリネッラよりお知らせ>

今週末の31日(土)・1日(日)に秋に行い大好評だった店頭試食試飲会「うまいものフェスタ」の第2弾を行います!
今回は「まだ知らぬ東京」と題して伊豆諸島や小笠原諸島のいわゆる東京諸島の特産品を中心に前回も大盛り上がりを見せたチーズの神様・大野清一氏にもご来店いただき「これが本物!」と言えるチーズと生ハムの量り売りを行います。そしてもう一つ、佐賀県にもスポットを当て、当店の看板酒「鍋島」の試飲とお酒にピッタリな海鮮和風シュウマイの試食即売会も行います。
お近くの方は是非お立ち寄り下さい!

今回はかなり広範囲で近隣の方には31日(土)の朝刊にチラシが入りますので、詳しくはそちらをご覧下さい。

詳しくは下記新聞広告ページにて
(PDFファイル)
新聞広告(表面)
新聞広告(裏面)

|

焼酎」カテゴリの記事