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新たな感動スペインワイン

連日お知らせさせていただきました青いビール&チョコレートビールセットはお陰様で完売となりました。

今回、手に入れることができなかったお客様は来年を楽しみにして下さいね。

ハート型チーズラ・ファリネッラ手づくりチョコサンドクッキー「バーチ・ディ・ダーマ」も皆様にご試食いただき大好評です!

バレンタインギフトとしてだけではなく素直に美味しいので自家用に御購入していただくお客様も多いです。

麒麟山生チョコレートも大人の味わいで、見た目も豪華なので人気です。

各商品とも残り少なくなってきましたのでお早めに!

今週のラ・ファリネッラのパンの焼き上がりはいつもの水・土・日に加え、13日(火)も焼き上がります。

ナポリピザの店 ラ・ピッコラ・ターヴォラは明日12日(月)は営業し、13日(火)にお休みさせていただきます。

ヤマザキヤは通常通り、月曜日だけお休みです。

バレンタインに向け、ご活用下さい。

さて、本日の話題はスペインワイン。

以前の店舗から当店を御利用いただいているお客様はご存じかと思いますが、当店は一般の酒販店よりもスペインワインが店頭に並ぶことが多いです。

それは私がただ単に「スペインワイン」が好きだからなのですが、これには理由があります。

もう十年以上前になりますが、ヤマザキヤに入社してすぐにソムリエスクールに通いワインの勉強を始め、当時は勉強の為と毎日2本のワインを空けていました。

ワインの勉強というのはお金の掛かる物で、ワインは飲んでみなければわからないために数多くのワインを購入することになります。この時期の私の安月給はほとんどワインに消えていました。今でもすべて「酒」に消えてしまっていますが・・・

そうやって様々なワインを購入する際に一番問題となるのが「オールドヴィンテージ(長期熟成)」のワインです。

一般的に「ワインは長く熟成させた方が美味しい」とされているのですが、この「熟成」による効果も飲んでみなければ本当かどうかわかりません。

しかしながら「オールドヴィンテージ」というものは高い物で、著名な生産者でも若いボルドーやブルゴーニュなら何とか手が届くものの古いヴィンテージのものは到底、私では手が届きません。超一流の高級フレンチで働いていれば飲む機会もあるかも知れませんが、私の職場は町中のただの酒屋。当時の私にはそんな機会なんてあるわけがありません。

でも、どうしてもヴィンテージによる違いや熟成の効果について勉強したかった私が目を付けたのがスペイン、特に銘醸地リオハのワインでした。

イタリアワインもそうですが、スペインにおいてもユーロが導入される前でしたし、まだまだ一般的には日本での知名度も低かったために非常に安価で手に入り、20年以上前のヴィンテージでも2,000~3,000円というワインがごろごろとしていました。

当時はイタリアに行っても良いヴィンテージのものが驚くほど安く手に入ったのですが、現在はユーロ高、原油高にともない目の飛び出るような価格になってしまいましたね。

この辺の話も色々と書きたいことが多いのですが、それはまた今度。

話を戻しますが、当時のリオハワインはヴィンテージも豊富で安く、何よりも美味しかったのでよく飲みました。

当時、よく飲んでいたのはマルケス・デ・カセレス、マルケス・デ・リスカル、フェデリコ・パテルニーナ、マルケス・デ・ムリエタ(特に「イガイ」!!)。

これらのワインは今飲んでも美味しいと思いますし、懐かしいです。

こうやって10年以上前からリオハを中心に色々なスペインワインを飲んできたのですが、どんどんと私はスペインワインに興味がなくなってきました。

何故かというと生産地に関わらず「スペインらしさ」がなくなってきてしまっているように感じてきたからです。

例えばリオハのワインについての私のイメージですが、「枯れた熟成感と酸味、アメリカンオークの古樽の甘い香り」がリオハワインの象徴のように思い、ハモン・イベリコの長期熟成品などはこういったスタイルと合わせたいのですが、近年は近代的スタイルの「新樽バリックギチギチのパワフルな果実味で酸は抑えめ」というワインが多くなってしまい、何か違うのではないかと思いはじめました。

スペインの底力を世界に見せつけ、近代スペインワインのリーダーとなったベガ・シシリアやペスケラを産出する生産地、リベラ・デル・デュエロにおいても私は「腐葉土や東洋スパイスを感じさせる泥臭さ」がこの地の特徴であり、好きなところでもあったのですが、やはり近年は「エレガントで飲みやすく果実味溢れた」ワインが多くなってしまったように感じます。

そんなことから段々とスペインワインの取扱いは減っていきました。何故かというと「スペインらしさ」が色褪せてしまったからで、果実味溢れる現代風のスタイルであれば、そういったワインはすでに世界中に溢れており、もっともっと素晴らしい物がたくさんあったからです。

しかし、数年前からそんなスペインワインの中から「こいつはスゴイ!」と思えるようなワインにいくつか出会ってきました。

そして昨年にあるスペインワイン専門のインポーター(輸入元)に出会い、そのワイン郡の品質に驚かされ「これは絶対にお客様に伝えねば」と現在、またまたスペインワインに力を入れ始めたのです。

このインポーターはもともと都内にいくつものスペインレストランを経営する会社で、自社レストラン用だけにワインの輸入を行ってきたのですが、昨年から酒販店にも卸すようになりました。

そのため扱っているワインは本などで銘柄は知っているものの今までは系列レストランか現地でしか飲むことができなかったために知らない物ばかりでした。

しかし飲んでみてビックリ!こんなに美味しいものを今まで独り占めしてたなんてズル過ぎるといった感じでした。

この一連のワインに共通して言えることは「伝統的なスペインらしさ(特にテンプラニーニョ種)を芯に持っていながらもモダンでエレガント、主張しすぎないギリギリのところで味わいと香りを一杯一杯に表現している」ということで、かつて私が「こういうイメージになれば良いのに」と漠然とイメージしていたことを見事表現してくれているワイン達でした。

Spain_vina_2 お気に入りは一番手前の「エレンシア・レモン・ド・モンテッサ」

これはロバートパーカーもお気に入りで世界的なスーパースターワインとなっている「レルミータ」の生産者であるアルヴァロ・パラシオスが故郷のリオハで始めた新プロジェクトによるもの。

ロバートパーカーに「彼は40歳ですべてのことをやり尽くしてしまった。スペインの偉大な先駆者」と言わしめたパラシオスの新境地は本当に素晴らしく文句の付けようもない。

どこまでも芳しく上品な香りと優雅な味わい。果実味も豊かで厚みもあるのにまったく重さやしつこさを感じさせず、とことんまで飲み手をワクワクさせてくれるワインです。

このワインは近々、当店姉妹店「薪窯焼きナポリピッツァと本格イタリアンの店 ラ・ピッコラ・ターヴォラ」のスポットグラスワインのメニューにも登場予定です。お楽しみに!

他のおすすめは何と言っても「アルスアーガ」

このワイナリーはヴェガ・シシリアやペスケラと並びリベラ・デル・デュエロを代表する生産者だが、日本ではまだまだ知られていない存在。

その実力は素晴らしく2006年には「エスペシアル」が世界最優秀ワインを受賞し、世界中より著名人達が買い付けに現地を訪れています。

このクリアンサレベルでも完成度は素晴らしく、私が愛して止まない「腐葉土的な東洋スパイスや泥臭さ」を放ちながらも黒い濃厚な果実の香りと味わい。ここまで厚みがあるのに酸がしっかり効いており非常にエレガント。  リベラ・デル・デュエロのお手本とも言える仕上がりです。

このボデガはこの地では珍しいシャルドネや現代風の果実味が全面に出てパワフルでインパクトのある味わいのパゴ・フロレンティーノも超おすすめです!

Dominio_1 これは別のインポーターですが、私のお気に入りの一本。

リオハの「ドミニオ・デ・コンテ'01」

生産者は歴史は新しい方ながら伝統を守りつつ、新しいスタイルを融合させ世界的に評価の高いボデガス・ブレトンで、リオハでは珍しい単一畑のもの。

これは近代的スタイルを意識し造られた物でコーヒーやチョコレートのような香ばしい香りと煮詰めたプルーンやブラックベリーの香り、味わいは濃厚な甘味がしっかりとしたタンニンと絡み合いインパクトを感じるが、丸く、フィニッシュは長く続く。

これらのワインはヤマザキヤの定番として取り扱っていきたいと思いますので、末永く宜しくお願いいたします。

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