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永福町「酒と自然食品の店 ヤマザキヤ」

Photo 初めまして、東京都のど真ん中である杉並区の永福町で「酒と自然食品の店 ヤマザキヤ」という酒屋を営んでおります橋爪と申します。

創業以来44年の間、家族経営でやってきた小さな酒屋ですが、そのこだわりは誰にも負けないと自負しております。

酒販店以外にも「薪窯焼きピッツァの店ラ・ピッコラ・ターヴォラ」「薪窯焼きパンとイタリア伝統ドルチェの店 ラ・ファリネッラ」というお店を経営している関係上、日頃からお酒以外にも様々な食べ物を口にする機会が多く、様々な生産者と会い、様々な生産地で現場を見て回ることが多いため美味しいものを発見したり、逆に食品業界の裏側を見てしまうことがたくさんございます。

そういった話をお客様にしていると「もっと聞きたい」というご意見をたくさんいただきますので、このブログを始めることにいたしました。

このブログでは当店で取り扱っているか否かに関わらず、美味しいものはもちろん私が目の当たりにした食品の真実、普段から思っていることを御紹介していきたいと思います。

今回はあまりおもしろい話ではないのですが、「酒屋」という職業について私が考えていることを書きたいと思います。

私は「酒屋」の二代目としてこの家に生まれ、現在は当たり前のようにヤマザキヤの一員としてここにいるわけですが、この「○○屋さん」は「酒屋」に限らず後継者が後を継ぐということが逆に珍しいことになってしまっているようです。

現に私の周りでも酒屋に限らず肉屋、八百屋、魚屋、花屋、惣菜屋etc...皆、後継者達は後を継がず会社員になっているのがほとんどです。なぜなんでしょう?

もちろん規制緩和の煽りは当然の如くありますが、皆、「商人」として、「○○屋さん」としての誇りや楽しさを忘れてしまったのではないのでしょうか?

私は「○○屋さん」というのが大好きで、幼い頃を考えるといつどこのお店に行ってもお客さんとお店の人との笑い声が絶えなかったように記憶しています。

もちろん当店でもそうでしたし、当時の商店は町の人達の社交場であり、憩いの場であったのではないでしょうか?

そんな空間を作り出せる「○○屋さん」という職業はなんて素晴らしいのだろうと思いませんか?

だから私は「酒屋」に誇りを持っていますし、現在のヤマザキヤは「ワイン専門店」あるいは「地酒屋さん」とか「地酒専門店」等々、専門店として捉えられているようなのですが、私は一度も自分の店を専門店だと思ったことはありませんし、これからも思いません。

ヤマザキヤは昔も今も変わらず「酒屋」なんです!

こういった社交場としての「○○屋さん」がどんどんと商店街から姿を消していき、客と店の無機質な関係が延々と続けられるコンビニや大型店舗ばかりが増えていくこの時代は何か寂しさを感じずにはいられません。

しかしながら「酒屋」を代表的に考えてみると多くのお店で店側の努力が足りないのは目に見えています。

「酒屋」なのに酒の知識がない。酒を造っている現場なんて見たこともない。ましてや棚に並んでいる酒を飲んだこともない。こんな酒屋が多いのも現実です。

私達は自分の舌で確認し、自分の目で見て感じたことをお客様に伝えることがお仕事です。

がんばれ!「○○屋さん」

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